■カラカラ上映会について紹介していきます

蘇れ16ミリ・カラカラの音

「深夜、突然光がぽぅと点って
映写機がカラカラと音を立てて
廻り始めた。
美しい映像が映る
セリフが聞こえる
観客もいないのに
啜り泣きが聞こえ
笑いが聞こえる。これは一体何だ」

監督 瀬藤 祝


 
カラカラ運動について

  • 映画といえばもっぱら劇場で公開される作品を思い浮かべがちだが、他にも公民館など営々と日本のあちこち山村にまで分け入って映画は上映され続けてきた。それが16ミリ上映の原点なのです。つまり「教育映画」「文化映画」などと呼ばれる作品です。それらは戦後、民主主義教育の一環として、アメリカがもたらした社会教育映画の始まりでした

  • しかし、それも1900年代から国家がフィルムを買い上げる予算が急激に減り始め、今はヒンシの状態にあるといってもカゴンでありません。

  • そして今、それらの16ミリフィルムがいともカンタンに廃棄物としてすてさられはじめているのです。

  •  
    短編映画文化資料館設立について

    21世紀をになう子供たちのために、今こそ、戦後蓄積された大切なフィルムが焼却・散逸することのないよう、収集保存する文化資料館(仮称)づくりが急務となっていると思います。近く提唱者の会を作り、ネットワークを利用した運動を広げたいと思います。以下に私見を述べます。皆様のご意見、アドバイス、並びにご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。

    短編映画といっても様々なジャンルの作品があります。児童映画、学校教育映画、産業映画、社会教育映画、記録映画(ドキュメンタリー・セミドキュメンタリー)等々。
    児童映画・社会教育映画は、おもに16ミリフィルムによって国。地方自治体の予算で全国各地のライブラリーに頒布され、学校教育や地域に密接した社会教育活動に大きな役割を果たしてきました。しかしビデオや新しい映像メディアの出現によって次第に衰微し、現在はその機能も衰弱の途を辿りつつあります。

    私が今一番危惧する事は、これらの諸作品が各地のライブラリーに埃をかぶったまま利用されることなく放置されていること、更にこれらの貴重な短編映画フィルムが時代とともに保存が困難(保管場所の確保)となり、最近では散逸(廃棄物・ゴミとして捨てられる等)の方向に向かっているという現実を目の当たりにします。短編映画は時代の推移を写し撮り、社会の在り様を反映した貴重な文化遺産ともいえるでしょう。

    私たち、短編映画の製作・配給・上映等に携った者として、このような貴重なフィルムが失われていくことに、大変残念な思いをしている方は多いと思われます。そこで私達は、これらの諸短編映画を保存する短編映画文化資料館・フィルムセンター(仮称)づくりを提唱したいと思います。

    尚、短編映画文化資料館・フィルムセンター(仮称)建設は、今すぐ建設しようとするものではありません。まだ、提唱の段階です。計画の概要を以下にまとめました。

  • 廃棄処分となるフィルムの情報収集とフィルム収集


    行政施設に眠っているフィルムや業者が持っていて廃棄されそうなものの情報を集め、私共で選別の上、保存を必要とするフィルムの寄付をお願いし、貴重フィルムの散逸を防ぎます。(将来は、劇映画の東京国立近代美術館のようなフィルムセンターの拠点作りのための準備となります。)

  • 保管場所の確保


    フィルムの数は莫大となる予定です。短編映画文化資料館・フィルムセンター(仮称)建設までの保管場所の候補として、各地で廃校になった校舎とか、バブル期に建設されたが機能しなくなっている施設等、利用させていただける保管場所を確保したいと思います。

  • 短編文化資料館・フィルムセンター(仮称)の主な活動


    1.貴重フィルムの保管・保存
    2.短編映画の歴史と作品と時代の流れを絡ませた展示など、資料館としての施設
    3.16ミリ映写機を備え、各種イベント・上映会・講演会などが開催できる施設として、地域の人々や地域の子供達をはじめ、広く一般に公開し、皆様に気軽に映画に親しんでいただける体験のための施設

  • 公共および民間の助成や支援を広く集める


    関連会社、業界関係者に広く呼びかけ、賛同者、支援者を募ります。

  • この運動の輪が広がることに、ご賛同頂ける方は
    是非下記アドレス先までメールをご送付下さい。


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    お問い合わせ:info@jc-group.jp