六尺の道を六尺に歩ける人になれ。人には目があるんだよ。―これは,この物語の父親の脳裏によみがえった,40年も前の思いで,母の教えです。こういう素朴な生き方を,現代はどうして失ってしまったのでしょうか? この映画は,安易に人の自転車を乗り回している子供の罪悪感の欠落に対して,親が自ら生きる道を示す物語で,善悪のケジメの大切さを訴えるものです。今の時代をどう生きるか,あなたの生きる道を問いかけてくるドラマです。